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モンゴル国立農業大学の学生たちが廃油から色々な製品を作り出しています
2020-04-21

モンゴル国立農業大学の学生たちはバイオゴミ(生ゴミ)を処理して、多くの製品を作り出して、自然環境を守る目的のプロジェクトを無事に実施しています。牧畜が豊なモンゴル国ですが、家畜から出る脂肪や油を処理する企業・工場がないため、よく自然に捨てられています。それと同じように植物オイルも大量に捨てられており、それらを有効利用するテクノロジーを導入する研究をモンゴル国立農業大学の学生たちが始めました。学生たちは研究の範囲で廃油や植物オイルを加工して、冷却液、ガラス洗剤、Bioディーゼル燃料など多くの製品を作り出しています。  

 

このプロジェクトの主担当は農業大学のBioテクノロジー専攻の学生のO.Bat-Erdeneさんで、チームのメンバーとしてTs.Bat-Erdeneさん、Ts.Hulanさん、S.Khandjavさんが活動しています。学習者たちのプロジェクトチームに教師の方からサポートしています。2006年からこの分野を研究し、働いてきた経験がある学者や研究者がいるБио эрчим хүч-Bioエネルギーチームと共同で実施しています。「Bioエネルギー」チームのリーダは農業大学付属エンジニア・テクノロジー大学の教授のG.エンフバヤルさんです。

 学生たちが提案し、実行している「化学の方法で生ゴミや廃油からたくさんの製品を作る出す」というプロジェクトはモンゴル国文部科学・スポーツ省、アジア銀行からの実行している「高等教育のカリキュラムの改革プロジェクト」に選択され1000万トゥグルグの援助金が与えられました。 

 現在、世界中やモンゴル国にも直面している問題点であるゴミ問題を解決するためゴミをリサイクルし、製品を作り、市場経済に提供するのがこのプロジェクト実施団体である学生たちの目標であります。

プロジェクトの結果、ゴミをリサイクルし、様々な製品を作り出す実験・研究などを行う以外に、地域の環境問題である環境汚染を軽減するための影響を与えつつあります。

 その他にも、国立農業大学の学生たちや学習者に対して、研究の仕事の技術や方法を知らせたり、論文などの作り方を身につけさせたり、この専攻を学ぶ学生を成長させたりする大きな意義があると考えられています。


参考文献:

農業大学のホームぺージhttps://muls.edu.mn/view_news.php?value_id=ZW5jb2RldXNlcmlkMjkwOQ